ガイアクリエイションが手がけてきたソリューション事例をご紹介いたします。
歴史と情緒が薫る、風光明媚な地、京都・東山。この地の持つ伝統を大切にした住環境作り、それが今回の課題でした。
名称 | イトーピア東山 紫源苑 |
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総戸数 | 64戸 |
構造・規模 | 鉄筋コンクリート造地上5階、地下1階建 |
事業主 | 伊藤忠都市開発株式会社 |
お客様の所有していた土地は、大正時代からある合名会社の自宅兼事務所でした。向かいには青蓮院という由緒正しきお寺がかまえる閑静な地でした。歴史と情緒が薫る京都・東山界隈という条件下に置いて、どのような物件を建てるのか?それは大きな問題でした。
プロジェクトチームの出した答えは、この『風雅な街並みに調和する、良質の住空間を作ること』でした。
旧宅からは門を移築し、堀を復元、周囲の景観と調和するよう、低層マンションとし、「和」の嗜好にこだわりました。
そのコンセプト、デザイン性は、様々な方面より 高い評価を頂きました。
建造物や街並み等の優れた環境色彩を表彰する「第19回公共の色彩賞」(2003年度)にて「環境色彩10選」に選ばれました。
この土地の息吹を残しつつ、新たな風を吹き込む、それが答えでした。
お客様には資産の整理と税務対策において、諸問題が発生していました。
お客様の状況を鑑みて、プロジェクトチームは複合的且つ高度な税務手法を用いる必要がありました。
土地の売却(資産の整理)の為に、M&Aによる簿価上げ(※注1)を行いました。この手法を取り入れることにより、資産価値を高めると同時に、税務対策を施すことができました。また、同時に合名会社の整理も行いました。
税務、法務、不動産… その道のプロが集まったプロジェクトチームは、複雑に絡み合った諸問題を解きほぐし、お客様の利益を最大化し、最も効率の良い結論を導き出しました。
※注1…2004年当時の税法に則った手法です。
今回のプロジェクトは、バブル経済破綻後、東山において「初の億ション」という大型案件でありました。
また、税務・法務・不動産など多方面からの検討が必要でした。
そして、京都という土地柄も影響しました。
独特の商慣習を持ち、古きしきたりや伝統のあるこの街で、如何に円滑に事業を推進するか?そこにプロジェクトの成否がかかりました。
ガイアクリエイションの出した答えは、「一流の物件に対する豊富な実績」と、「京都という土地で円滑に事業を推進できる経験」を併せ持ったプロフェッショナル集団でプロジェクトチームを構成することでした。